今回は観葉植物育成の書籍が図鑑とエッセイの2種類あると良い理由について書いていきたいと思います。
観葉植物育成の書籍が図鑑とエッセイの2種類あると良い理由
早速観葉植物育成の書籍がエッセイと図鑑の2種類あると良い理由ですが、ずばり観葉植物育成に対して多様な見方を養えるからだと思います。
まず図鑑による正しい育成方法を学びます。
植物がどんな環境を好み、または苦手なのかを知り、知識を蓄積していきます。
次第に種類も鉢の数も増えていくことでしょう。
そうしてやがてある時ふと気づくのが、型通りのやり方を踏襲しようと意識しすぎて、本来楽しいはずの観葉植物生活がつまらないものに変わっていはしないかという疑問です。
正攻法に縛られていることに気づく瞬間とでもいうのでしょうか。
その際に必要なのがエッセイです。
実際はそこまで型通りにやらなくてもこのくらい適当で良いのだよ、というある種の自由さを知るというのでしょうか。
観葉植物を育てる人がいる分だけ、楽しみ方、向き合い方にも幅があるんだということに気づくことができれば、自身ももっと自由に観葉植物と向き合うことができるのかなという、世界が広がった感覚になれます。
ということで私は図鑑とエッセイの2種類が観葉植物育成には必要かなと思います。
おすすめの書籍
【図鑑】『インテリア・グリーン 観葉植物の選び方と育て方』
二冊目は、『インテリア・グリーン 観葉植物の選び方と育て方』です。
あまりに育成方法に関する図鑑で、2016年発行とやや前の書籍になりますが、経年に関わらず、個人で観葉植物を楽しむ際にはこれ一冊、といっても過言ではないほど私にとっては重宝した図鑑になります。
内容的には、植物の選び方のあれこれや基本的な育て方、日頃のお手入れなどが掲載されている序盤と、141種類分の植物がテーマ別にまとめられた中・終盤、園芸用語と索引が掲載される巻末で構成されています。
知りたいことはWebですぐに調べられる時代こそ、知りたい情報を横断的に読み進めることができる本の良さというものを実感する一冊になります。
【エッセイ】『ボタニカル・ライフー植物生活ー』
一冊目はいとうせいこうさん著の『ボタニカル・ライフー植物生活ー』です。
観葉植物をどのようなスタンスで育てていくかということについて参考にしました。
2004年発行のエッセイですが、後に発行される『自己流園芸ベランダ派』と合わせて、「植物男子ベランダー」というタイトルでドラマ化されています。
全編とても面白くすぐに読み終えてしまったのですが、総じて言えることは、この本を読むことで植物を育てるならこうすべきというような、ともすると型にあてはめてしまいがちなところを、あくまで自分の流儀でできる、こんな自由なスタンスもありなんだということが参考になる一冊だということです。
人の視点では到底はかりしれない自然相手ゆえに起こる様々な事象に対して、自分なりの答えを見つけて対応してみて、困ったときには誰かの方法を試してみる。
それら全てが実体験なのでとてもリアルです。
そして序盤から臭う適度ないい加減さの中から読み取れるあくまでマイペースにやっていこうとする心意気の反面、各個体の小さな変化も見逃さない関心度の高さや個体の様子を見ては一喜一憂する姿に、結局いつも植物主体のペースになってしまうところもなんだか面白いです。
こちらは植物を育てる育てない関係なしにお勧めできる本だと思います。
図鑑とエッセイの二刀流で観葉植物育成を楽しもう
今回は観葉植物育成の書籍が図鑑とエッセイの2種類あると良い理由について書いてきました。
少しでもご参考にしていただけましたら幸いです。
最後までブログを読んで頂き、ありがとうございました。