休日になると無性に自然に当たりたくなる時というものはありませんでしょうか。
普段の居場所を離れて、海でも山でも五感をフルに生かせるような場所に行ってみたいような衝動。
そんな衝動に定期的に駆られます。
どこに行こうかふと思い浮かんだのが宮ヶ瀬ダムでした。
宮ヶ瀬ダムはダムサイトエリア、湖畔エリア合わせて、過去に何度も足を運んだことのあるお馴染みの場所です。
ともするといつもと同じようにここであれしてこれしてという風にパターン化してしまいがちです。
ということで今回は少し趣向を変更。
目的地も3つのエリアのいずれかではなく、宮ヶ瀬ダムの名もなき場所へ。
また底に沈んでいる湖底の遺構を見てみようということにしました。
ということで今回は宮ヶ瀬ダムの湖底の遺構を見たときの模様を記事にしていきたいと思います。
宮ケ瀬ダム周辺の自然と湖底の遺跡を眺める徒歩旅の一例
いきなり目的地についてしまうのもこれもまたパターンなので、バスもあえて途中下車し、宮の里行きのバスの途中、飯盛山バス停で降りるところから始めました。
始めは住宅地のなかの幹線道路沿いのなかを歩いてきましたが、次第に緑が濃く深くなり、落ち着くような景色になっていきました。
普段ならバスで通過してしまうこの場所も散策するのもまた良いです。
特に歩いて良かったと思ったのは舟沢バス停付近の小さな橋。
小鮎川を見下ろせる橋なのですが、季節が季節なら緑も楽しめて、神奈川の近郊とは思えない、どこか遠方の渓谷に来たかのような風景に出会えました。
途中、宮ヶ瀬ダムに向かう急峻な上り坂を超えると宮ヶ瀬ダムの東側の南端部に到着しました。
早速姿を現したのが旧道です。
昔の地図を見るに現在は湖底に沈む馬場や平沢といった集落に向かう道路だったようです。
路上に木々が散乱し、放棄された道路であることが遠目にもわかります。
対岸にも、恐らく先の道続きと思われる道路が見えます。
こうした水没した旧道と不気味なまでに碧い水の組み合わせはダムならではの光景ですが、過去の人々の暮らしや思いを思い起こさせられるので、やはり切なくなります。
もし自分の生まれ育った土地が水没することになったらと想像するとやはりしんどいものがあります。
なお、ダムができる前の周辺の様子などは検索によって画像、映像共に見ることができます。
なお旧地図は「今昔マップon the web」が使いやすくて重宝しています。
さらに歩みを進めます。
途中、伸び放題になったオオセンケイギクが塞ぐ歩道を歩きます。
倒れて先端が水没した木々たち。
この日はこれ以上の遺構が見えなかったため、大棚沢広場駐車場で休憩。
付近の仏果山登山口入口バス停から帰りました。
宮ケ瀬ダム周辺の自然と湖底の遺跡を眺めてみよう
今回は宮ヶ瀬ダムの湖底の遺構を訪れたときの模様を記事にしてきました。
自然を堪能できる場所であるとともに考えさせられる場所である宮ヶ瀬ダム。
また訪問したいです。
【訪問した場所】
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