出来るだけ出費を抑えつつ非日常を味わいたいという方は多いのではないでしょうか。
そのような方におすすめしたいのが長距離フェリーです。
時間を忘れて洋上を航行する長距離フェリーの旅は魅力的です。
一方、例えそうした非日常の環境に身を置いたとしても、船内で混雑に巻き込まれてしまった場合は、必ずしものんびり過ごせているとは言い切れないかもしれません。
ということで今回は、筆者が定期的に利用している長距離フェリーである太平洋フェリー(仙台港・苫小牧港間)を例に、オフピーク時を狙った船内での過ごし方の一例をご紹介していきたいと思います。
- 長距離フェリーとして太平洋フェリー(仙台港・苫小牧港間)がおすすめな理由
- オフピーク時を狙った船内での過ごし方の一例を紹介(乗船~就寝編)
- オフピーク時を狙った船内での過ごし方の一例を紹介(起床~下船編)
- オフピーク時を狙ってのんびり旅を楽しもう
長距離フェリーとして太平洋フェリー(仙台港・苫小牧港間)がおすすめな理由
太平洋フェリーとは、名古屋港から仙台港を経由して苫小牧港までを航行する長距離フェリーのことです。
名古屋港・仙台港間は隔日運航で、仙台港・苫小牧港間は毎日運航します。
個人的には渡道時の定番になっていますが、太平洋フェリー(仙台港・苫小牧港間)がおすすめな理由は3つあります。
割引率が高い
一つ目は、割引率が高い点です。
これは区間に関わらずのお話になりますが、太平洋フェリーには早割という割引制度があり乗船日の28日前までの予約・購入で最大50パーセントオフにすることができます。
半額と聞くとかなりインパクトは大きいのではないでしょうか。
このような割引率の高さは、他の長距離フェリー各社を見てもあまり例がありませんでした。
ホテル代わりに利用できるダイヤ設定
二つ目は、ホテル代わりに利用できるダイヤ設定である点です。
長距離フェリーの中には、その航行距離の都合上、中途半端な時間帯に乗船または下船をしいられることがあります。
例えば、乗船が一日目のお昼過ぎで、下船が二日目の夕方とかですね。
一方、太平洋フェリー(仙台港・苫小牧港間)では出港が19時台、着港が10時or11時台となっています。
この時間帯をみて気づくのが、ホテル泊の時と似たタイムスケジュールである点。
まるでホテルに泊まるような感覚で長距離フェリーを体験することができます。
乗船時間がちょうどよい
三つ目は、乗船時間がちょうどよい点です。
ちょうどよい、というのは少々主観的ですので、内訳を示すと次の通りになります。
太平洋フェリー(仙台港・苫小牧港間)の所要時間は、概ね15時間の航行となりますが、睡眠時間を7時間とした場合でも、8時間は余裕がある計算になります。
その間にのんびり船内で食事をしたり、のんびり過ごしたりとあれこれできるわけです。
そのような点で、ちょうどよいという風に判断しました。
オフピーク時を狙った船内での過ごし方の一例を紹介(乗船~就寝編)
寝室・寝台でごろごろする
乗船して最初の行動は、予約した寝室・寝台でごろごろすることです。
というのも、乗船して間もないころというのは、他のお客さんが一斉に船内散策に出かける時間。
船内は往来する人々で混雑することが予想されます。
そのピークを避けようということで、予約した寝室・寝台で一旦待機します。
ちなみにWifiについては、基本的に沿岸沖を航行するとはいえ、基本的には通じにくいです。
有料のWifiサービスを利用するのもいいですが、見たい動画や聴きたい音楽などを予めダウンロードしておくのが無難かもしれません。
もちろん読書や音楽鑑賞、描画などの通信を伴わない品々を用意しておくのも良いですね。
デッキに出て夜風に当たる
出航からしばらくして船内が落ち着いてきたら、混雑の様子見を兼ねてデッキへと向かいます。
夜風に当たりながら、月明かりに照らされた太平洋の波を見ていると本当に心が洗われます。
私はここでしばらくぼーっと風景を眺めるのが定番になっています。
なお、オフピークの点でいえば、そもそもデッキは広いですし、夜ということで写真も撮りにくい時間帯になること、またベンチが置いていないためお客さんの回転は早いです。
お風呂に入る
デッキでの旅情を感じたら、次はお風呂に入ります。
浴槽に浸かって一日の疲れを癒します。
ちなみに、船上のお風呂が地上のお風呂と違うのは、水面が船の揺れに合わせて波打っている点。
これはなかなかに面白い体験かなと思います。
湯舟のお湯が船の揺れに合わせて行ったり来たりするのを眺めて過ごします。
なお、オフピークの点でいえば、夕食バイキング中の時間帯に行くのがよいかもしれません。
夜もまだ浅い時間であれば、酔っぱらったお客さんがほとんどいないのでゆったり楽しめます。
ちなみに筆者は夕食を地上で済ませてから乗船しています。
ビール片手にラウンジショーを見て楽しむ
個人的には、太平洋フェリーの大きな魅力の一つだと思っているのが、ラウンジショーです。
いしかり、きその船内で演奏会が行われる日があります。
個人的にはラウンジショーの始まりに合わせて、売店でビールを購入して、演奏に聞き入る時間は本当に贅沢なひと時だと思っています。
なおオフピークについていえば、ほとんどのお客さんが夕食後となり、各々のことをやり始める時間帯なので、そこまで混雑が集中しない印象です。
ラウンジショーを楽しんだ後は自室にもどってぼちぼち就寝します。
オフピーク時を狙った船内での過ごし方の一例を紹介(起床~下船編)
早起きして船内を散策する
続いて起床後になりますが、ここで初めて船内散策に臨みます。
オフピークを狙うとなるとやはり朝は早いです。
昨晩は人であふれていた船内のあらゆる箇所が閑散としています。
そのため、ここで初めて船内散策を行います。
見てみたかった場所を心行くまで楽しみます。
デッキから日の出を望む
船内散策後は、これも太平洋フェリーの魅力かと思っているのですが、デッキからの日の出鑑賞になります。
晴れた日限定にはなりますが、水平線から昇りゆく太陽を眺められます。
ちなみにオフピークの点では、日の出目当てで来られるお客さんはいますが、デッキが広いのと、朝が苦手な人はその場にいないため混雑はしません。
朝食バイキングを楽しむ
日の出を楽しんだらしばらくして、朝食バイキングを楽しみます。
早起きしたのは実はお腹を空かせておく意味合いもありました。
開店と同時に入れるよう、列のでき始めのころに食券を買って列に並びます。
船内アナウンスが朝食バイキングをお知らせするので本格的にお客さんが起き始めて、完全なオフピークとは言い切れませんが、早いうちから列に並ぶことで対策します。
朝風呂に入る
朝食バイキング後、しばしの休憩を挟んだ後は、朝風呂へ入ります。
お風呂は昨晩入ったから要らないのではというご感想もあるかと思いますが、朝風呂の魅力として、昨晩は暗くて見られなかった海の景色が楽しめます。
無心になって外を眺めます。
朝食バイキング中であれば、比較的オフピークかと思います。
寝室・寝台でごろごろする
朝風呂後は、しばらく寝室・寝台でごろごろします。
着岸風景を見る
そして最後は、着岸風景を見ます。
長距離フェリーの旅の終わりを感じるとともに、到着後の旅程に期待を膨らませます。
なお、ドライバーの方、いち早く下船したい方については、早々に車両甲板・出口周辺に移動されているので、あまり混みません。
オフピーク時を狙ってのんびり旅を楽しもう
今回は、筆者が定期的に利用している長距離フェリーである太平洋フェリー(仙台港・苫小牧港間)を例に、オフピーク時を狙った船内での過ごし方の一例をご紹介してきました。
ずらし行動の一工夫で、よりのんびり快適な長距離フェリーの旅の一案をご呈示できたなら幸いです。
※行き過ぎたずらし行動は同行者の反感を買う恐れがありますのでご注意ください。笑
※最新の情報にご注意ください。
最後までブログを読んで頂き、ありがとうございました。
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