「何の気なしに。」
太平洋にて。帯広に住む友人に会いに行った帰り道、太平洋フェリーに乗って本州は仙台港へと向かう朝の一コマ。開店と同時に訪れた朝食バイキングで身も心も満たされてふわふわとした気持ちで船内を歩いていると、太平洋を見渡せる小さなカウンターが目に留まりました。何の気なしにそこに腰かけてみると、眩い太陽と雲一つない空、見渡す限りの水平線が見えました。静かな船内からそれらをふと見渡して、わずかに響いてくるエンジン音の地響きを感じては、非日常の静かな朝をかみしめました。
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