「個々の行く末。」
青森県八戸市にて。臨海鉄道巡りを始めた一年目に、八戸臨海鉄道を初訪問した時の一コマ。当時の臨海鉄道はJR線上に引き継がれることのなかったDD13形ベースの機関車たちの宝庫であり、中には八戸臨海鉄道のように、DD13形そっくりの同型機を本線上で走らせている臨海鉄道もありました。しかし近年では、それらの機体もほとんどが製造から40年以上が経過したことで後継機の導入、また活躍の場である路線の廃止に伴ってその数を減らしています。さらに今後噂されているJR貨物の新鋭機関車による置き換えが開始されると、JR貨物内部の置き換えペースの速さを想定するならば、臨海鉄道の国鉄型ベースの機関車たちの引退劇は加速していくこととなるのでしょう。それでもなかには写真のDD56形のように再就職先を国外に見出すものもいて、個々の行く末については1両1両しっかりと見届ける必要はありそうです。
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